引越しすることになったら、飼育している亀はどうやって運べば良い?
病院へ行くときや帰省などで、飼育している亀を別の場所に運びたい
本記事では、このような悩みについて実体験を含めて詳しく解説していきたいと思います。
なかなか機会はないと思いますが、いざという時に焦らないように手順や注意点について把握しておくと良いかもしれません。
私は過去に数回、引越しをする際にミシシッピニオイガメを運んだことがあります。
電車や車を使って毎回同じ方法で運んでいますが、安全かつ簡単に運ぶことができています。
本記事では、主にミシシッピニオイガメのような水棲ガメについての引越し方法を解説していきたいと思います。
ミシシッピニオイガメについて詳しく知りたい方は、下の記事をチェックしてみてください。
また、飼育に必要な商品について下の記事で紹介しているので、気になる方は読んでみてください!
引越しの際の注意点
引越しの際の注意点について簡単に解説していきます。
まず初めに、引越しをすることは亀にとって大きな負担となり得るということを理解しておくことが大切です。
長時間の移動や普段と違う環境はストレスを感じやすいので、注意して行いましょう。
意外にも振動や音、光などもストレスの原因になります。
このような点を踏まえて注意すべきポイントは、下の5点です。
- 人が多い時間帯や場所は避ける
- 安定した場所に置いて運ぶ
- 温度調整をする
- 光や音をできるだけ遮断する
- 前日はエサを与えないようにする
⑤について説明すると、ストレスによって消化不良を起こす恐れがあるため、前日は餌を与えない方が安全です。
引越しの手順
以下では、実際の引越しの手順について解説していきます。
まず初めに、亀の引越しに必要なものは以下の通りです。
必要なもの
- 亀よりも少し大きいサイズの容器(タッパーやプラケースなど)
- キッチンペーパーや新聞紙など
- フタ(空気穴を空けておく)
- 温度調節できるもの(保冷剤やカイロなど)
- 紙袋など(音や光を遮断する)
①については、入れるケースが大きすぎると移動中にぶつかったり、振動が増えたりして体力を消耗しやすいため注意しましょう。
③については、亀が窒息しないように空気穴は必ず空けておきましょう。
次に、引越しの手順を簡単に説明していきます。
手順
- 前日は餌を与えずに、綺麗な水をたくさん飲ませておく(少ない水での移動になるため)
- 亀を入れるケースの底に、キッチンペーパーや新聞紙などを濡らして敷く
- 亀を入れてフタをする(フタには必ず空気穴を空けておく)
- ケースを紙袋などに入れて、なるべく音や光が入らないようにする。
- 気温によっては温度調節できるものを一緒に入れる
- 振動の少ない場所に置いて移動する(クッション性のある椅子や膝の上などがオススメ)
- 新しい水槽を設置して亀を入れる
引越しの際の注意点、ポイントについて詳しく説明します。
- 移動や引越しの作業は手早く行う
- 移動中はなるべく揺らさないように注意する
- 直射日光が当たらないようにする
- 引越し後はストレスで餌を食べなくなったり、音や光に敏感になってしまうことがある(数日経てば落ち着くことが多い)
- 引越しの作業中は、亀をなるべく静かな場所に置いておく
- 自分では難しいと思ったら、ペット専門の輸送業者にお願いする
まとめ
引越しは亀にとってストレスになるため、注意点や手順をしっかり把握してから行いましょう。
生き物を運ぶことは危険を伴うということを意識することが大切です。
より安全に引越しできるように、本記事を参考にしていただければ幸いです。