2匹のミシシッピニオイガメを一緒の水槽で飼育してもいいの?
他の生き物と混泳させても大丈夫?
本記事ではこのような疑問について、実体験を含めて詳しく解説していきたいと思います。
ミシシッピニオイガメの飼育方法については、以前の記事で詳しく解説しているので読んでみてください。
また、飼育に必要な商品を下の記事で紹介しているので、気になる方は読んでみてください!
同じ水槽で2匹以上飼える?(多頭飼いについて)
ミシシッピニオイガメは、基本的には温和で協調性のある性格をしています。
そのため、他の種類のカメと比べると多頭飼いに向いていると言えるでしょう。
本記事で解説する注意点を理解すれば、多頭飼いをすることが可能です。
実際にショップで販売されている時には、複数のミシシッピニオイガメが同じ水槽に入れられていることも多いと思います。
しかし、個人的には単独飼育をオススメします。
理由として以下の3点があげれます。
- カメは基本的に単独行動を好む。
- 目の前に手や足などの動くものがあると、反射的に噛み付く場合がある。
- 餌が均等に行き渡らない。
普段はうまくやっているように見えても、ある日突然1匹身体の一部がなくなっていたり、傷がついていることもそうです。
思わぬ事故で飼育しているカメが傷ついてしまうのを防ぐためにも、多頭飼いはあまりオススメできません。
実際に2匹のミシシッピニオイガメを同じ水槽で飼育していたことがありますが、餌をあげる時に興奮して、もう1匹の足に噛み付くという事故がありました。
そのため、今は1匹ずつ水槽を分けて飼育しています。
それでも多頭飼いに挑戦したいという方に向けて、安全に飼育するための注意点について説明していくので参考にしてみてください。
他の生き物と混泳できる?
ミシシッピニオイガメは雑食性なので、動きの遅い魚や弱っている生き物などはすぐに捕食されてしまいます。
また、カニやザリガニなどのハサミをもってる生き物や攻撃性の強い生き物、毒性のある生き物はミシシッピニオイガメを傷つけることもあります。
ミシシッピニオイガメにとって、混泳させる生き物は基本的に捕食対象になってしまいます。
他の生き物との混泳についてもさせないのが一番安全です。
それでも混泳に挑戦したいという方は、以下で解説する注意点を参考にしてみてください。
多頭飼いや混泳する際の注意点
ミシシッピニオイガメの多頭飼いや混泳に挑戦する際は、以下の注意点を意識して行ってみてください。
この方法で飼育すれば絶対に安全というものではありませんので、あくまでも自己責任で行ってください。
カメ同士の多頭飼いについては、次の3点に注意して飼育すれば事故のリスクを減らすことができます。
- なるべく同じ大きさの個体を選ぶ
- 水槽はできるだけ大きいものにする
- レイアウトを工夫して隠れ家や逃げ場を作る
他の生物との混泳については、次の7点に注意しましょう。(①、②は多頭飼いと同じです)
- 水槽はできるだけ大きいものにする
- レイアウトを工夫して隠れ家や逃げ場を作る
- 動きの早い生き物・攻撃性のない生き物・毒性のない生き物を選ぶ
- 水質の汚れに注意する(魚はカメよりも水質に敏感)
- カメが成長するまで(小さい時)の期間に限定する(大きくなると食べてしまう)
- カメが長時間空腹状態にならないようにする
- 人工飼料にしっかり慣れさせておく
混泳させたい生き物を先に水槽に入れて、いつでも逃げられるように水槽に慣れさせておくというのも効果的です。
ミシシッピニオイガメなどの捕食者として最上位にいる生き物は一番最後に入れましょう。
どちらにおいても、安全に飼育するための工夫を怠らない方ことが大切です。
まとめ
いかがだったでしょうか?
ミシシッピニオイガメも本記事で書いた注意点を理解すれば、比較的安全に多頭飼いや混泳に挑戦することができます。
一緒に泳いでいる姿はとても可愛らしいので、十分な飼育環境を準備できる方は挑戦してみてください。