ヘルマンリクガメとギリシャリクガメはどちらもペットとして非常に人気のあるリクガメです。
見た目や生態がよく似ているので、違いがわからないという方も多いのではないでしょうか?
本記事では、そんなヘルマンリクガメとギリシャリクガメの違いや見分け方について詳しく解説していきたいと思います!
これから飼育を考えている方は、購入の参考にしてみてください!
ヘルマンリクガメの詳しい飼育方法については、下の記事で解説しているので読んでみて下さい!
ヘルマンリクガメとギリシャリクガメの違い、見分け方
ヘルマンリクガメとギリシャリクガメは、どちらも「チチュウカイリクガメ属」分類されるため、見た目や生態もよく似ています。
ヘルマンリクガメとギリシャリクガメの違いは、主に次の6点です。
- 生息地
- 臀甲板(でんこうばん)と呼ばれる尻尾の真上の甲羅部分
- 尻尾の形状
- 後脚の付け根の形状
- 甲羅の模様
- 大きさ
以下ではこれらの違いについて順番に解説していきます。
①生息地
ヘルマンリクガメは、主にイタリア、フランス、スペイン、および北アフリカの一部に分布しています。
一方、ギリシャリクガメは、ギリシャ、トルコ、バルカン半島、および北アフリカの一部に広く分布しています。
②臀甲板(でんこうばん)と呼ばれる尻尾の真上の甲羅
ヘルマンリクガメは臀甲板が2枚に分かれていますが、ギリシャリクガメは臀甲板が大きな1枚になっています。
③尻尾の形状
ヘルマンリクガメは尻尾の先がかぎ爪のような突起になっていますが、ギリシャリクガメは一般的な亀の尻尾と同じ形状になっています。
④後脚の付け根の形状
ギリシャリクガメの後脚の付け根には突起状の鱗がありますが、ヘルマンリクガメにはありません。
⑤甲羅の模様
両種とも甲羅には黄色や茶色の地色があります。
しかし、ヘルマンリクガメの甲羅には黒い斑点や縞模様がより明瞭に現れる傾向があります。
一方、ギリシャリクガメの甲羅にはより均一な色が見られ、斑点や縞模様は薄くなることがあります。
⑥大きさ
成体のヘルマンリクガメは通常、甲長(背甲の長さ)が20〜25cmになります。
一方、成体のギリシャリクガメは通常、甲長(背甲の長さ)が15〜20cmになります。
まとめ
いかがだったでしょうか?
本記事ではヘルマンリクガメとギリシャリクガメの違い、見分け方について詳しく解説しました。
本文で説明した6点のポイントを抑えて、2種類のリクガメの違いを確認してみてください!