小さくてかわいいヘルマンリクガメですが、オスメスの見分け方を知っている方は少ないのではないでしょうか?
本記事では、ヘルマンリクガメのオスメスの見分け方について詳しく解説していきたいと思います!
これからヘルマンリクガメを飼いたいと思っている方や、現在飼っているという方は必見です!
ヘルマンリクガメの飼育方法については、下の記事で詳しく解説しているので読んでみて下さい!
ヘルマンリクガメの性別について
ヘルマンリクガメは、性成熟するまで性別を見分けることができません。
ヘルマンリクガメはベビーの状態で販売されていることがほとんどのため、購入する時にオスメスを選ぶことはできません。
基本的に飼育方法が性別によって変わることはないので安心してください。
性別決定について
爬虫類の一部の種では、卵の温度が性別の決定に関与することが知られています。
これは「温度決定性」と呼ばれる現象です。
ヘルマンリクガメは、その中の「温度依存性性決定(TSD)」という性質が適応されます。
そのため、卵の温度が25〜30度の場合はオス、30〜32度はオスメス混在、33〜34度ではメスになると言われています。
性別判定ができる(性成熟する)までの目安
飼育下でヘルマンリクガメが性成熟するまでには5年ほどかかると言われています。
また、性成熟するための大きさは最小12〜13cm、最大20cmほどと言われています。
オスは12〜13cmほどで交尾をし、メスは20cmほどで卵を生むようになるそうです。
性別判定の目安にすると良いでしょう。
以下では、具体的にどのようにしてオスメスを見分けていくのかについて、詳しく解説していきたいと思います。
オスメスの見分け方
性別を見分けるときのポイントは主に次の4点です。
- 体の大きさ
- 排泄孔の形状
- 甲羅の形状
- 尻尾の形状
以下では、上であげた4点について順番に解説していきます。
①体の大きさ
成体のヘルマンリクガメでは、一般的にオスよりもメスの方が大きく、ずっしりしています。
②排泄孔の形状
排泄孔の形はオスが縦長で細長く、メスは丸い形になっています。
③甲羅の形状
お腹側の甲羅の形でオスメスを見分けることできます。
オスは真ん中が少し凹んでいますが、メスは真っ直ぐになっています。
これは、交尾をする際にオスがメスの上に乗っかりやすくするためです。
④尻尾の形状
尻尾はオスの方が太く長いです。
これは排泄孔の近くに生殖器があるためです。
一方、メスの尻尾はオスよりも短くなっています。
メスは卵詰まりに注意
メスのリクガメは、性成熟すると無精卵を作る性質があります。
卵を生むための環境が適切でないと、卵詰まりになりやすくなるため注意が必要です。
産卵のための穴が掘れるように床材を設置するなど、飼育環境を見直してみましょう。
食欲不振や体重減少などの不調が見られた場合は、治療をする必要があります。
名前をつけるときの注意点
ヘルマンリクガメは性成熟するまで性別がわからないため、名前をつける時は注意する必要があります。
特に気にしない方は良いと思いますが、オスでもメスでも違和感のない名前にしておくのが良いでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
ヘルマンリクガメのオスメスの見分け方について詳しく解説しました。
本記事の内容を参考に性別を見分けてみてください。