「シーラカンス」と言えば、皆さんも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
実は「生きた化石」とも言われる、あの有名な「シーラカンス」を実際に観ることができる水族館が日本にあります。
それが静岡県の「沼津港深海水族館」です。
この水族館では、世界でもかなり希少だと言われているシーラカンスの冷凍個体を展示しています!
本記事では、シーラカンスの生態について簡単に説明していきたいと思います!
また、私が実際に沼津港深海水族館でシーラカンスを観てきた感想についても紹介していきます!
他とはちょっと変わった水族館に行ってみたい方は必見です!
シーラカンスとは
シーラカンスはおよそ6500万年前に絶滅したとされていましが、1938年に南アフリカで生きている個体が発見されたことで世界中の人々を驚かせました。
また、発見された時の姿は3億5000万年前とほとんど変わっていなかったため「生きた化石」とも呼ばれるようになりました。
シーラカンスはその後、南アフリカのコモロ諸島、タンザニア、インドネシアなどでも発見されています。
まだ日本では見つかっていませんが、深海の環境は世界でもあまり変わらないことから、シーラカンスが日本の海にいる可能性は十分あるそうです!
シーラカンスの生態
シーラカンスについては研究が十分に進んでいないため、非常に謎の多い生き物です。
正確な情報は少ないですが、その中でもおおよそ明らかになっていることを簡単にまとめていきます。
生息水域・餌
シーラカンスの生息水域は、水深40mから600m以上のさらに深いところまで幅広いです。
餌については、水中をゆっくり漂いながら魚やイカなどの餌を食べるようです。
寿命・大きさ
シーラカンスの体長は80〜200cm、体重は90kg前後まで成長するとされています。
また、フランスやドイツの研究チームの発表によるとシーラカンスの寿命は約100年と推定できるそうです。
特徴
シーラカンスには背骨がありません。
その代わりに頭から尾まで脊柱と呼ばれるホースのようなものでつながっており、その中は油のような液体で満たされているそうです。
また、胸ビレや腹ビレには他の魚では見られない大きな骨があり、関節でつながっています。
このような特徴から、シーラカンスは陸上生物への進化の過程のまま、その姿を継続しているのではないかと言われています。
シーラカンスについて研究することは、生物の進化を解明するための重要な手がかりになると言えるでしょう。
シーラカンスについての詳しい情報や貴重な映像などは、水族館にたくさん展示されているので観に行ってみてください!!
沼津港深海水族館について
沼津港深海水族館は「深海」という神秘の世界に焦点を当て、他の水族館では観ることの出来ない様々な深海魚を展示しています。
また、水槽や照明などにもこだわっており、館内では深海の雰囲気を存分に味わうことができます。
シーラカンスの展示については、世界でもかなり希少な2体の冷凍個体を含め、一般に公開することを正式に認められた5体のシーラカンスを観ることが出来ます。
また、シーラカンスが実際に海中で泳いでいる様子をとらえた映像やCTスキャンを使って再現した立体映像なども展示しているそうです。
この水族館を訪れるといつも新しい発見ができるので、本当におすすめの水族館です!
ちなみに、私が別の記事で紹介している「メンダコ」もこの水族館で展示していることがあるので、気になる方は下の記事を読んでみてください。
シーラカンスを観てきた感想
私は沼津港深海水族館に何度か行ったことがありますが、冷凍シーラカンスの展示はやはり迫力がすごかったです!
まるで本当に泳いでいるかのような姿のまま、細部まで数十センチの距離で観察することができました。
わざわざ足を運んでよかったと思っています!
まとめ
本記事では、シーラカンスの生態やシーラカンスを展示している水族館について説明しました。
シーラカンスはとても有名な魚ですが、本物の個体を見たことがある人は少ないのではないでしょうか?
私も初めて沼津港深海水族館を訪れたとき、シーラカンスの迫力と存在感にとても感動しました。
これが本当に現在も海で遊泳していると考えると、とてもワクワクしますよね!
皆さんもぜひ、シーラカンスを観に行ってみてください!